英作文でのコロン (:) とセミコロン (;) の使い方

英語を勉強していて、「英語でのライティングのルールってどうなってるんだっけ?」と思うことはありませんか?
使い方が曖昧になりがちな、コロン (:) とセミコロン (;) の使い方についてまとめてみました。
コロン (:) とセミコロン (;) の違い
細かなルールはありますが、基本的に以下2点の分類でどちらを使用するか判断することが多いです。
- 後ろに続ける文章は完全か不完全か
⇒ 完全:セミコロン
⇒ 不完全:コロン - 複数の文章を繋げるか否か
⇒ 複数:セミコロン
⇒ 1つ:コロン
上記の分類をふまえて、具体的な使い分け方を整理してみました。
コロン (:) の基本的な使い方
コロンは完全な文章に付加情報を付け加えるときに使う接着剤のような役割です。この時、セミコロン (;) の使い方と異なり、後ろに続ける付加情報はいわゆる不完全な文章でも構いません。
完全な文章+ (:) +リストを続ける
I like warm colors: red, pink, orange, and yellow.
私は暖色が好きです。赤、ピンク、オレンジ、黄色なんかの。
完全な文章+ (:) +副題
この使い方は本や映画、論文のタイトルとしてもよく使われています。
Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money That the Poor and Middle Class Do Not!
金持ち父さん 貧乏父さん: お金持ちが子どもに教える、貧乏と中所得者がやらないこと!
※邦題「金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」
完全な文章+ (:) +前文の補足/定義
完全な文章を後ろで補足または定義する形として簡単に付け加えられます。
I like warm colors: it makes me happy.
私は暖色が好きです。それは私を幸せな気持ちにしてくれるので。
人物の発言を示唆する文章+ (:) +’その人物の発言’
英語のスクリプト文でよく出てくる形です。TOEICのメッセージ文で見慣れた人も多いのではないでしょうか。
Mika: How are you doing?
Tom: Hi, Mika! It’s not so bad.
ミカ:元気にやってる?
トム:やぁ、ミカ!そんなに悪くないよ。
項目+ (:) +詳細情報
例えば、以下のような本の詳細について項目ごとに記載できます。こちらも日常的に良く目にする見慣れた使用法ですね。
Print Length: 204 pages
Publication Date: January 28, 2020
Language: English
ページ数:204ぺージ
出版日:2020年1月28日
言語:英語
その他気を付けるポイントまとめ
- 一文の中で複数のコロンは続かない
- 同等の文章を繋げる場合は使わない
- Bullet Points(箇条書き)を続けることができる
セミコロン (;) の基本的な使い方
セミコロンはコロンと異なり、完全な文章を複数繋げるときに使えます。
ですが、コロンの後ろには完全な文章しか続かないので単語やリストを続けることはできません。
Tom has caught a cold; because, he showered with cold water; he still has a fever.
彼は風邪をひいている。冷たい水でシャワーを浴びたせいで。まだ熱もある。
このように、同じストーリーの中で説明を付けくわえたいときなどに使用します。
例文は簡単のため短い文になっていますが、セミコロンをむやみやたらと使用するのではなく、ひとつの文が長くなってしまって読みにくいときに使用するとよいそうです。
おわりに
今回は、英語ライティングの必須スキルであるカンマ (,) の使い方について整理しました。
同様に、曖昧になりがちなカンマ(,)の使い方についてもまとめたのでよろしければご参考ください。
参考≫ 英作文でのカンマ (,) の使い方7つのルール
あくまで自身の備忘録ですので、認識間違いのご指摘やアドバイス等ございましたらtwitter(@micke61432899)までご連絡いただけると幸いです。