英語コンプレックスを克服するための学習戦略【もう挫折しない】

11月 9, 2019

6か月の長期海外出張前に最も不安だったことが英語まったく話せないことでした。
しかし、この記事に書かれた方法でコンプレックスに正面から向き合うことで、結果的に約半年間で海外でビジネス英語を使って仕事ができています。また、特別な勉強していないにも関わらずTOEICも500→700点(2019年6月時点)と200点近く伸びました。

点数のためではなく、使える英語を身に着けて英語コンプレックスを克服しするため、挫折しない学習戦略を立てましょう。まず、最初に取り組むべきことは以下3つ。この3点についての具体的な考え方を実例を踏まえて解説します。

  • 学習ゴールの設定 :目指すべきゴールを明確化
  • 課題分析(技術面):現在の英語レベルを認識→課題分析
  • 課題分析(心理面):英語学習が嫌な理由を明確化

学習ゴールの設定:"最短で英語を喋れるようになる”(TOEICの点数は無視)

まずは、目指すべきゴールを明確にしていきましょう。

現在置かれた状況は中学時代のテストとは違い、異国の地で半年間生きていかなければならないという差し迫った状況。さらに、コンプレックスを克服する最後のチャンスととらえ、このようにゴールを定めました。

  • まずは最短で英語を喋れるようになる(ビジネス英語レベル)
  • 一旦、TOEICの点数は二の次(副次的に点数も上がるだろうという魂胆)

ゴールを達成するために具体的にすべきことは何か?

以上の背景から、半年後に最短距離で最低限のビジネス英語ができるようになるためには何が必要なのでしょうか。それは、以下2点です。

解決すべき課題を明確にする

具体的にどんな学習に取り組むべきかを論理的根拠に基づいて決めていきます。今までなんとな~くで勉強して、高校生から約10年間TOEIC500点台をさまよった原因は、明らかに戦略不在の学習計画でした。
何事もゴール達成に向けて解決すべき課題を明確にして計画することが大切です。

モチベーションの阻害要因を明らかにするための自己分析

具体的にはコンプレックスを克服し、「英語学習が楽しい!」「もっと知りたい!」という状態に心理的距離を縮めるための作業です。英語学習は継続して取り組むことが重要(一番苦手…)なので、いわば心理面のモチベーション作戦です。

課題分析(技術面)

ゴールは「TOEICの点数にこだわらない」と設定しましたが、せっかく受験した過去のTOEICから現在の英語レベルを客観的に把握し、ゴール(英語を使ってビジネスができるようになる)達成に向けた課題分析をしていきたいと思います。

リスニング&リーディング

以下、私のTOEICスコアです。
過去2年前までしかさかのぼれませんでしたが、大学卒業~社会人は500点台をさまよっているのが分かります。

(後日談)TOEICスコアを伸ばすことに注力したわけではありませんが(あくまでゴールは喋れるようになること)結果的に半年で約200点の伸びに繋がりました。

TOEICスコアの変遷

リスニングに比較するとリーディングが200点以下で苦手項目であることが分かります。
ここで、TOEICのレベル別評価を見てみましょう。

リーディングにおいて、スコア5~220点の受験者には一般的に以下の弱点が認められるそうです。

・文章中の情報について、推測ができない。

・事実に基づく情報の、言い換えが理解できない。解答するとき、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼る。

・一つの文中の情報さえ、関連付けることができないことが多い。

限られた語彙しか理解できない

・文法以外に難しい言語的要素(難しい語彙が使用されている、情報を関連付ける必要がある)がある場合は、簡単な文法構造も理解できない

≫ TOEIC SQUARE|レベル別評価の一覧表

関連付けや情報理解は単語力や文法力といった基礎能力の低さからくるものと思われます。例えば、"This is a pen"のpenが分からなければ、Thisが何なのかわからない。isの使い方が分からなければ、This=Penということが分からない…。という感じかと思います。

次は、リスニングです。
リスニングスコア275~370点の受験者には一般的に以下の弱点が認められるそうです。

・短い会話において、応答が間接的だったり、簡単に予測できないとき、もしくは語彙が難しいときは、話の主旨、目的、基本的な文脈の理解が困難である。

・長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは難しい語彙が使用されるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。

・短い会話において、構文が複雑なときや、難しい語彙が使われている場合は、話の詳細が理解できない。否定構文が使用されるときは、詳細が理解できないことが多い。

・長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは情報が繰り返されないときは、話の詳細が理解できない。言い換えられた情報、または難しい文法的な構造はほとんど理解できない。

≫ TOEIC SQUARE|レベル別評価の一覧表

語彙!構文!語彙!構文!
こちらもリーディング同様、これらがネックとなって理解できていない様子です。

要するに、リーディング・リスニングともに単語・文法力の強化が必要と理解しました。

スピーキング

TOEIC S&Wは受験したことがないので、たまたま学習開始1カ月後の2019年2月に受験したVersantのスコアは以下のとおり。

VERSANT®は、仕事で使える実践的な英語力を測るテストです。

≫ Varsant

話すことに重きを置いたオンラインテストで、機械に向かって話かけると測定してくれます。
外資系の会社などでは、TOEICよりもこちらのスコアが求められることも多いようです。
日本人平均が38点なので、平均的な日本人レベルです。

Varsant スコア

が、ここで注目すべきはFluency(流暢さ・リズム)・Pronunciation(発音)の項目。

課題分析を一言でまとめると、英語ができない原因は英語構造の基本を構成する単語力・文法理解の低さと音として英語を伝える際のリズム・発音の悪さ、の4つにあるようです。

課題分析(心理面)

さて、嫌で嫌で仕方なくなった英語学習を再開するためには、並大抵のやり方ではまたすぐに諦めてしまいます。
そんな私の根深いコンプレックスを解きほぐし、前向きに英語学習に取り組めるようにするため、課題分析で見つかった課題に対してモチベーションが下がってしまう原因がどこにあるのかを探ります。
ということで、マーケティング手法として有名なペイン・ゲインを使った感情分析をしていきたいと思います。

ゲインとペインはそれぞれ英語の「Gain」と「Pain」のことで、ゲインは「得る・増やす」、ペインは「痛み」の意味を持っています。企画、マーケティングの分野においてこのゲインとペインはユーザーが持っているニーズを分類するために使われます。

≫ hirameki| ユーザーのニーズを調査する際に知っておきたいゲインとペイン

単語

  • ペイン:同じ作業を繰り返すのが苦手。記憶力が悪い。
  • ゲイン:知っている単語を増やして、聞いたり見た英語を理解(インプット)できるようになる。また、知っている単語で伝えたいことを表現できる(アウトプット)ようになる。

文法

  • ペイン:同じ作業を繰り返すのが苦手。記憶力が悪い。すべてのルールを覚えきれないし、イレギュラールールが複雑で頭が整理しきれない。
  • ゲイン:文法が分からないことが原因で理解できない英語をなくしたい。また、知っている文法を応用して伝えたいことを表現できる(アウトプット)ようになる。

リズム

  • ペイン:文章のどの部分で区切ればよいのか分からない。全部平たんなリズムになってしまう。 ネイティブのマネをするのが一番の近道というけれども、人格が変わるほどの感情豊かさはちょっとできない…。。
  • ゲイン:まずは相手に伝わる程度のリズムで文章を伝えられるようになりたい。

発音

  • ペイン:発音記号に苦手意識がある。受験英語の時に覚えた独自の発音(Wednesday:ウェドネスディなど…)ですべて暗記している。結果、伝わらない。
  • ゲイン:頭にこびり付いた誤った発音を忘れ、正しい発音を身につける。

【まとめ】英語コンプレックス克服に向けた学習戦略

過去のTOEICとVarsant受験歴から苦手傾向を洗い出し、ペイン・ゲイン分析では勉強への取り組みスタンスを考察しました。

最初に立てたゴールと分析結果を踏まえると、克服すべき課題は以下4点。

1.単語力の強化
2.文法を使いこなす
3.文章をリズム良くアウトプットする
4.正しい発音を覚える

しかし、そこにはたくさんの挫折しそうな要因が立ちはだかります。

1.単語力の強化
  ⇒単調な繰り返し作業が苦手。
2.文法を使いこなす
  ⇒複雑なルールを覚えられない。
3.文章をリズム良くアウトプットする
  ⇒そもそもどうやって勉強するのか分からない…。
4. 正しい発音を覚える
  ⇒一度間違って覚えてしまっている。

苦手パターンに共通する部分はありましたでしょうか?
あなたのコンプレックス克服に役立つ部分があればうれしいです。

さて、今回は、自分が何をすべきか・何に気を付ければよいかが分かりました。 次回は、それぞれの課題についてどのように取り組むかについて書きたいと思います。

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